羽田空港は2026年4月21日、大混乱でした。
この日、JAL便で鹿児島空港に飛び、レンタカーで「鹿児島2泊3日テーマ旅」を予定していました。僕にとって、このブログ最初の旅行記となる旅です。
しかし、朝9時半の時点、「システム不具合による大規模障害」のニュースを知り、お昼には欠航表示が並び始めます。

それでも「今回も何とかなる」と考えていました。
九州内では鹿児島だけが既に3便も欠航し1便も飛んでいません。それに、早期リタイア後、4年間でJALに116レグ搭乗し、欠航はわずか1回。確率は1%未満です。
結果として、JALが223便・約3.2万人に影響する事態に僕も大きく巻き込まれることになります・・・。
テーマ旅の設計と崩れないはずの前提
今回、初日は指宿温泉、2日目は鹿児島市内に滞在予定です。旅のテーマは、
- テーマ①:鹿児島食材の「イタリアンvsフレンチ」の食べ比べ
- テーマ②:指宿温泉の砂風呂でのデトックス効果体験
- テーマ③:本土最南端の日本酒の酒蔵訪問
特に初日、指宿は白水館での夕食は、旅のハイライトです。
そのために、空港に17時30分までに到着し、レンタカーで90分で移動しないと、せっかくの夕食(東京でも修行した有名シェフのイタリアン)に間に合いません。
ここが崩れると、テーマ旅は連鎖的に成立しなくなります。
遅延・欠航に備えた3つのシナリオ
そこで、予約中の12時の便が欠航することを踏まえて3つのシナリオを準備しました。
- 案1(ベスト案):14時〜16時の便に振り替え夕食に間に合う
- 案2(妥協案):遅くても鹿児島に飛び、指宿温泉を断念し鹿児島市内に連泊
- 案3(撤退案):旅をキャンセル
空港でJAL搭乗受付デスク(JGC)の長い列に並びながら情報収集をしました。
情報が錯そうするなか、ANAはかなり飛んでいることを知り、僕は勝手に「減便はあっても、全便欠航はないだろう」、「新幹線等の代替手段がない鹿児島は優先されるだろう」と、そんな憶測に頼らざるをえない状況でした。
対処策1(6スター会員デスクで予約)
時間経過と共に「欠航」が増えます。不安が募るなか、ついに予約便(12時)の欠航のアナウンスが流れたので、僕は長蛇の列(進まない)に並びながら「6スター用デスク」を経由して次の便(16時発)を手配しました。
JGCの6スターのメリットは日頃さほど感じませんが、こうした緊急時、1分もせずにつながり、予約がすぐにでき、2席隣同士で確保してくれるなど問題解決に役立ちます。
対処策2(棚ぼた)
夕食に間に合うには定刻16時出発が必須です。ですが出発予定時刻を60分~90分遅れで飛ぶフライトが目立つなか、現実的に、案1は厳しく、夜遅い鹿児島市内到着が想定されます。
そこで「棚ぼた」として「翌朝の羽田発に振り替えたら、今夜の宿泊費をJALが負担するか?」を試しました。でもグランドスタッフから「JALとしては不可抗力」という理由でホテル代金の補填は対象外との通知。
無理をしてでも鹿児島に行くか、さくっとキャンセルするか迷います。
対処策3
そこで、欠航やキャンセルとなった場合、鹿児島旅行に行ける「わくわく感」をどう補うか考えました。家に帰ってふて寝ではあまりにも残念です。
そこで代替プランとして、今日は都内レストランで「鹿児島料理xお酒のフリーフロー」、明日から1泊2日の近距離旅。そんな情報を集め、手配先も見えてきました。
欠航のアナウンス
出発時間の16時が近づくと、前後の便も、そして17~18時台も欠航が出始めています。

つまり、鹿児島便は手堅く残っていました。「もしやいけるかも」と期待が生まれました。
ですが15時55分、アナウンスが流れました。
「鹿児島便は欠航とさせていただきます」
・・・その瞬間、鹿児島旅行は完全撤退。そして案3確定です。
羽田空港を後にするムジンバスのなかで今晩のお店と、明日からの旅館を予約しました。
JALへ一言;不満の正体は何だったのか
予定変更自体は、「制約のない早期リタイア生活」では大きな問題ではありません。むしろ「想定外の楽しみ」として受け入れています。
それでも今回、後味が悪かった理由は明確です。
①情報の不透明さ
現実的に全便が飛ぶとは思えまえん。
それゆえ「JALとして、何を優先に路線を選び、飛ばすのか?」といった方針や、「それでも飛ばないとしたら、どんなリスクがあるからか?」という背景など、何も説明がありません。
これらがあれば、より早くよりベターな代替案をオウンリスクで判断できたのにと思います。
②情報開示とクレームのトレードオフ
また、そうした不確定情報を事前に流すと乗客の混乱や「責任を取れ」というクレームにつながるのをJALが懸念するのは理解できます。
とはいえ、そうした事態を恐れて情報を出さない「保守的なふるまい」は、本件だけでなく以前のパイロット飲酒問題でも感じていました。
今回、ANAに比較しJALは欠航が極端に多く(JAL232便、ANA30便)、自分がメインに使って応援しているからこそ、この数年の保守への変貌ぶりが残念に感じます。
なにより、「飛ばない」という結論だけが最後に告げられるプロセスは最大のストレスでした。
終わりに
結局、当日は、鹿児島で食べたかった豚しゃぶに代わりに、東京で豚しゃぶとフリーフローでホッと一杯飲みながら乾杯です。

翌日は千葉の鴨川市にある温泉旅館に。箱根や伊豆ではなくあえて鴨川(未体験エリア)を選び、車で90分と近く、ローカル体験ができ、結果として良い旅になりました。
予定外の広がりが生まれるのも、また旅の一部だと感じています。
WATARU