『東京発、自由のひろがり』

~五感と好奇心で見つける、大人のテーマ旅~

早期リタイアが「旅行」にもたらした3つの大きな変化

僕は現在、アーリーリタイア生活5年目に入っている。

もともと旅行は好きだったが、会社員時代から「早期リタイアをしたら、もっと自由に旅行をしたい」と考えていた。平日に移動し、好きなタイミングで旅に出る・・・。旅行好きなら、一度は想像したことがある世界だと思う。

そして実際にリタイア後、旅行中心ともいえる生活に入ってみると、単に「自由に旅行できる」という話ではなかった。むしろ、会社員時代には気づかなかった、「旅行を制約していたもの」の存在が見えるようになったのである。

今日は、早期リタイアが旅行にもたらした3つの大きな変化を綴りたい。

1.ベストなタイミングで旅行を組める

会社員時代は、当然ながら「休める日」に旅行を合わせていた。しかし、本当に旅行条件が良いタイミングは、会社都合とは一致しない。

例えば、

  • 桜や紅葉のピーク

  • 季節イベント

  • 平日の高級ホテル

  • 空いている観光地

  • 混雑を避けた移動日

などである。

早期リタイア後は、こうした“最適な瞬間”に合わせて旅を組めるようになった。これは単なるコスト差ではない。「最も良い条件」で旅行できること自体が、旅の質を大きく変えるのである。

秋の京都

2.旅行に集中できる

会社員時代の旅行は、どこかで「仕事へ戻る」が前提にあった。そのため、無意識に制約が入り込む。

  • 旅行の前半は、仕事の疲れを引きづって制約がでる

  • 旅行の途中は、会社からのメールが気になっている

  • 旅行の後半は、「帰ったら仕事」と無理をしない

つまり、身体は旅先にいても、意識の一部は会社側に残っていた。

しかし早期リタイア後、この感覚は完全に消える。「明日に備える」が不要になると、旅への没入感がまるで変わるのだ。

景色を見る。街を歩く。食事を味わう・・・。その時間には一切の仕事の「ノイズ」が入り込まないのである。

3.旅行が“特別イベント”ではなくなる

会社員時代の旅行は、「限られた休暇の中のイベント」だった。だから、

  • 予定を詰め込む

  • 無理をする

  • 効率良く回る

  • 「元を取る」

という発想にもなりやすい。

一方、早期リタイア後は、「また来ればいい」が成立する。すると、旅に余白が生まれる。混んでいれば別の日にする。疲れたら休む。気に入れば延泊する。

そして、この余白があると、旅の中に偶然性が入り込む。予定外の店。偶然見つけた景色。現地での出会い。

実際、後から強く記憶に残るのは、こうした“想定していない展開”だったりする。

終わりに

こうして振り返ると、リタイア後に変わったのは、単に旅行回数ではない。

旅行を支配していた「仕事由来の制約」が消えたことで、「旅との向き合い方そのもの」が大きく変化したのである。

会社員時代に想像していた以上に、リタイア生活と旅行の相性は良い。

単に自由に動けるという話ではなく、旅の質、没入感、余白、そして記憶への残り方まで変わるからだ。

こうした時間を過ごせていること自体、とても運が良いことだと思っているし、その環境には感謝しかない。

だからこそ、自分が感じた旅の素晴らしさや気づきを、少しでも共有していきたいと思う。

 

 

WATARU